続きましては女4人による宿怨スピーチです。

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50本ノックオリジナル作品舞台

4月18日（日曜日）１１：００公開！！

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高木夕子は笑顔でお茶会の準備をしている。
夕子は知らず知らずの内に鼻歌まで口ずさんでいた。
テーブルに置いてあるスマホを見つけると、
思い出したようにLINEに文章を入力する。

宇堂佳織は様々ないら立ちから着崩れた洋服を直した。
佳織の長い髪を蓄えた横顔はひどく暗くなっていた。
LINEの通知音が聞こえ、画面を見ると佳織の表情は一層暗くなる。
大きく一息つくと、地図アプリが示している場所へ歩き始める。

百瀬心は駅のホームで改札に背を向けて立っていた。
心の視界には女子高校生が映っている。
スマホをせわしなくいじって、メールでも打っているのだろう。
百瀬心は心の中で舌打ちをしていた。
LINEの通知音が聞こえる。　
地図アプリが示している場所へ歩き始める。

しんとした海辺に立ち竦む巻原巳希。
まるで巳希以外誰も居ない世界。
うっすらとした磯の香りが鼻につく。
どれくらいの時間が過ぎたのか、LINEの通知音が鳴る。
巳希は長い夢から醒めたようにゆっくりとLINEの画面を見つめる。
そして……地図アプリが示している場所へ歩き始める。